対自核

セラピーの一環としての自分語り

なぜか効くアルバムを聴く

 さてツライだのキツイだの言ってても世界は何も変わらないので、ドーピング以外で

現実逃避すべく本を読んだり音楽を聴いたりするんですが、別にヒーリング音楽でも

無いのになぜか心が鎮まっていく曲があったりします。

 

 そのような時は、若い頃はウィンダムヒル・レーベル、特にジョージウィンストンを

聴いていたもんですが、落ち着きと同時に沈鬱な感情も浮かんだりして、マジでヤバい

時にはあんま良くなかったり・・・。もちろん曲は素晴らしいんですが。

ピアノソロっていうのが自分的にはアカンのかもしれません。

高音が刺さってくるカンジなどして。

 

名盤「AUTUMN」

その他、季節ものタイトルのアルバムは読書のお供に向いているのでぜひ。

 

 


 

 で、ここんとこ数年は、疲れた時や帰宅時には、マーク・ジョンソンの「Shades of Jade」をよく聴いています。

 

 

 遠出するっていう時に、何の気なしにとりあえず数日前に中古で買ったこのアルバム

を入れておいたんですが、その時分まですっかり存在を忘れていました。

 

 遠出の帰り道に、阪神高速のキッツい渋滞にハマりまして、イライラしながら

「なんか曲でも聴いて落ち着こう」ってことで、テキトーにいろいろ聴いていた

んですが、スピードメタルの疾走感が余計にイラつかせる結果になったりして、

もうストレスがマッハ状態で悲惨なことになっていました。

腹も減ってたし。

 

そんな時にこのアルバムが流れてきて、「そういや入れたなこのアルバム」ってことで

その時が初耳だったわけなんですが、1曲、1曲と曲が流れていくにしたがって、荒んでいたココロがすっ・・・となぜか落ち着いていったのです。

 

割とムチャな車線変更で目の前に車が割り込んでくるようなシチュでも、

「あ、入りたい。そうですか、そうですか。いいでしょう。どうぞお入りになって。」

と、静かにエレガントに調和を乱すことなく淡々と。

 

 それ以降、心が疲れたときなどに聴くと、さながらパブロフの犬状態のごとく精神

が穏やかになっていくようになりました。

 

 それまで、JAZZというジャンルはあまり聴いてこなかったし、あんまり興味が無かったんですが、それ以降いろいろと聴くようになりました。

ゴンドワナレコードのアーティストが好きでよく聴いたりしてますが、結局は悲しい性なのが、激しめな曲が好きだったりします。

ゴーゴー・ペンギン 「GoGo Penguin」 おすすめです!

 

 

あまり何の気なしにアルバムを購入したり(ほとんど無意識に買いました)っていう

ことが今までほとんど無かったことや、偶然、ハマるシチュエーションで流れてきた

ってこともあって、「Shades of Jade」アルバムは特別なものになっています。