対自核

セラピーの一環としての自分語り

しょくよくの秋

 ところでキツネ目の男っていましたけど、キツネに謝れ。いや、命名した人物が

悪いのか。キツネの目はなあ、かわいいんだぞもっと。

 

 さて、別に秋でなくても、「もうある程度のトシいくと、食うことくらいすわ

楽しみは...」

...ってよくオッサンオバサンが言うてました。

これは本当ですね。たしかにそう。いや、もっと趣味とかいろいろありますけど、

食に対してわりとこだわりというか、取捨選択が終わるというか。

 

さすがにもう天丼大盛とかキツイっす。アゲモノ食った翌日は胃がもたれるまでは

いかないですけど、「じゃあ今日もかつ丼行きますか!」みたいなこと言われると

マジご勘弁ですわ。ムリす。

 

で、ずっと嫌いというか苦手にしてたシブい日本食あたりが、やたら好きになってくる

のは不思議発見ですね。

あんだけ「こんな年寄りが食うもんのどこが旨いんすかねえ」とか平気でディスってた

お食事を嬉々として食ってますからね。

要はお前もそっち側に来たんだろって話ですわ。

やっぱ年長者の話はちゃんと聞いて覚えとかなアカンですわな。

 

となると、あの時あんなこと言ってて「何言ってんだこのオッサン」って思ってた

あの言葉ももしや金言なのでは?!となるんですけど、そのありがたいお言葉なんぞ

すっかり忘れてしまっているんですなこれが。

やっぱその時にならんと分からんもんなんですねえ。

哀しいなあ。