対自核

セラピーの一環としての自分語り

「不思議な話」確信

お題「不思議な話」

 

 もうずいぶんと前の話になるんですが。

クルマの免許取ったばかりの頃だったと記憶しています。

 

夜に親とけっこうなケンカしまして、家を飛び出したことがあるんです。

当然、感情はすごく高ぶっています。

 

あまりにもムカついていたんで、誰かにこの理不尽さを話したい、聞いてもらいたい

っていう気持ちになったんですけど、なぜかその時、親しい順番で言えば4番目くらい

の友人の顔が唐突に浮かんだんですね。

さらに言えば、ここに行けばぜったいに会える!っていう確信も同時にありました。

場所もゲーセンとかそういった施設ではなくて、自宅からかなり離れたわりと道幅の

広い農道のこの交差点、っていうピンポイントなカンジで。

 

そして僕はクルマに乗り込み、その場所を目指して走り出しました。

もしかしたら会えるんじゃないか......みたいな気持ちは全くなくて、

以前からそこが集合場所に決まっていたくらいの確信がずっとありました。

1%の疑念もなかったですね。それも不思議と言えば不思議なんですけど。

感情が相当高ぶっていたっていうのも影響していたのかもしれません。

 

 

40分くらいしてその確信地に到着しました。

その交差点に差し掛かった時に、自分から見て左手側から車が現れました。

夜中なので、友人のクルマかどうかよく分からないのですが、僕には何の疑いも

無いわけなので、パッシングして停車させるという、けっこうとんでもない行為

をしました。

 

果たしてその車はやはりその友人で、どうもいつもつるんでいるグループでどこかに

行く途中みたいでした。

 

邪魔をしてもいけないので、しばらく立ち話をして別れ、また自宅へと帰ったんですが

その時のことは、友人からすると相当恐怖だったみたいで、「なんかヤベー奴にから

まれたのかと思った。」と言っていました。「なんだったのあれ?」とも。

 

こういうことって誰にでもあるんじゃないかな......ってずっと思ってたんですけど、

他の人に聞くとけっこう不思議なことみたいで、「いや・・・作ってるでしょそれw」

みたいな反応されるんですけど、本当の話なんだよなあ.......。