対自核

セラピーの一環としての自分語り

料理上手になりたい

 料理が上手くなりたい。

料理をするのは嫌いじゃない。そう自分では思っている。

スーパーへ食材を買い出しに行くのも大好きだ。必ず相方についていく。

独りで行くと不必要なものまで買い込むので、一緒に行かないと危険なのだ。

 

では、どんな料理ができるのかと言えば、よく考えるまでも無くあまりない。

タマゴ炒飯にカレー、あとなんだ.....まあそんなもんくらいしかないことに今更ながら

戦慄を覚える。何もできやしないのと変わらない。

 

 若い頃、10代も後半に入るころには、肉を炒めてなにかそれっぽい食い物を作った

りするくらいはできた。親父がけっこう厨房に立つ人だったので、「男子厨房に入る

なかれ」などといった古臭い概念に囚われる環境ではなかった。

 

 高校を出て就職し、独り暮らしをはじめる同級生がいたりすると、遊びに行き、

たまには泊ったりする。そんな時に、外食ではなく、近所のシブい市場にでかけて、

食材を買い、夕食を作ったりしていた。何を作るかといえば、やはり、肉を炒めた

それっぽいものなんだが。だってそれしかできなかったから、当然そうなるのだ。

 

それでも、料理をするという魔法のようなことなど、一切したことがなかった野郎

たちばかりだったから、「え?メシ作れんの?スゲー」とか言われた。

今考えるとものすごいマヌケなことだが、まあ当時のガキなんてそんなもんだった。

 

で、数十年経った今、どれくらい進歩したかといえば、最初に述べさせていただいた

とおり、まるで進歩していない。いや、加工したりするのは好きなのだ。炒めたり、

スパイスを加えて、若干のコクを出したりとか、そういう小細工は大好きなのだ。

 

そこで、自分に足りないスキルはなんだろう、と突き詰めていったところ、出た結論

は、「俺は包丁が苦手だ」ということだった。

「刃物は.....よくない..... 」 などという考えは無いんだけど、何回か手を切ってトラウマ

になってるのかもしれない。あと、僕の場合は刃物ではなくて、段取りが良くない.....。

 

 一時は「料理教室に通うか?!」と企てたりもしたが、どうしても、若い女性の中、

ひとりオッサンが混じっている絵面が浮かんでしまうため、断念した経緯がある。

まあ実際はそんなことないのかもしれないんすけど。

 

 アマゾンあたり見ると、食材放り込んでおけばなんとかなる、みたいな便利調理

家電があったりするが、やはり自力で成し遂げたい。きっちりエプロンもして。

後ろでヒモ結ぶのすごい苦手だけど。

 

そんなわけで、趣味レベルで教えてくれるところがどこかにないか目下捜索中です。