すっかり油断していた。夕方から雨が降るとは思わなんだ。
駐車場から自宅の玄関にたどり着くまで、約100メートルある。たぶんそれくらい。
一応、予備の傘はクルマに積んであるのだが、妙に中途半端な降り方なので、走れば
イケるんじゃね?と思ったのがもう間違いだった。っていうか、何がイケるのかよく
わかんないですが。どうしたって濡れるだろ・・・。
しかし、疾しると決めたからにはそりゃ全力疾走ですわな。1秒たりとも濡れたくは
ないわけだし。100メートル革靴で全身全霊全力疾走。
去年までは完走できたんだけどなあ。あと十メートルくらいで突如脚が止まる。
いや、止まるんじゃねえぞ・・・走れ疾しれよ俺の脚。ダメす。動きません。
まっ、セリヌンティウスが待ってるわけでもなく、長距離ランナーの孤独よろしく
何か意図があるわけでもないんですが、言うこと聞いてくれない。
単に疲れちゃってるんだけなんですけどね。
悲しいなあ。