対自核

セラピーの一環としての自分語り

視力低下

 自分は視力には自信があった。同年代の仲間が次々に眼鏡またはコンタクトを

装着していく中で裸眼でイケていたのだ。ただ左右で視力に差があるのが気になって

いた。

 

しかし、年齢を重ねるたびにだんだんと見えなくなってくるのは仕方がないことで、

ある年、ついに免許更新の際、アウトになってしまった。ゴールド免許だったので、

期間がけっこう開いていたこと、その間の視力検査はテキトーに答えていてもなぜか

正解していたのか、特に問題になることもなかったこともあり、視力が低下している

ことにまったく気づかなかった・・・・わけでもなかった、実のところ。「そろそろ

ヤバいかなあ」といつも思っていた。

 

その時がついに来ると、やはりショックだった。試験官のオッサンが、「はい、眼鏡

作ってまた来てね」となぜかうれしそうにご託宣を下した。

がっくりとうなだれている僕に、「そこでなんだけど、試験場出たすぐ北側のところに

眼鏡屋あるの分かる?そうそうそこそこ。そこは早くて安いよ。そこで作ってまた午後

においでよ」と営業を掛けて追い打ちをかけてくるのだ。なんかキックバックでも

あるのか?と疑ってしまう癒着ぶりに笑ってしまったが、「かーしこまりましたー!」

と返事をしてとりあえず引き上げた。眼鏡は家の近くのお店で作った。

 

「見える!見えるぞ!!くっきりはっきり見えんじゃないの!」今までの視界はいった

いなんだったのか。そう考えるとけっこう危ない橋渡ってたのかもしれない。怖っ!

と心底思った。高速で青看がよく見えないこともあったりして、いかんな。。。。とは

思ってたんすけど。ナビのお世話になると、あんまり見る必要ないっていうのもあった

かもしれない。早く気づいてよかったっす。

 

眼鏡は「とりあえず免許更新用に1時間で作ってくれ」とけっこうメチャクチャな

オーダーを出したんですけど、遠近じゃなければすぐにできるもんなんすね。

そのあたりも含めて、眼鏡界隈のこと何も知らんかった人間からすると、けっこうな

カルチャーショックでした。作る時に変な絵見せられたりするし。

 

さらに時は進み(っていっても眼鏡落ちからまだ数年なんすけど)、今では遠近眼鏡

をかけている時間が多くなった。よく見える日もあるので、仕事中とか本を読む時には

掛けないこともある。運転中はしないとアカンので運転用眼鏡壱号機をかけてますが。

数年経っても、いまだ眼鏡していることに慣れないですね。まあ仕方ないすね。