対自核

セラピーの一環としての自分語り

忙暇

 世の中GWですが、祝日などには縁の無い社内カレンダー勤務のため、まったく

関係ない出来事が世間では進行しているくらいの認識であります。

通勤道中、道がガラガラで楽でいーなってゆーくらいなのと、仕事の電話がぜんぜん

ならなくて静かで良いというメリット・・・まあ電話なんぞ出やしませんが。

 

 仕事が忙しくて忙しくて時間が足らん!納期が迫る!催促の電話が唸る!どうすんだこれっていう状況もなかなかに病みポイントが高いしカラダを壊しそうなんですけど、個人的にはもっとハードな状況というものが存在する。

それは「何もすることが無い」状態なのだ。つまり社内ニート状態。

 

転職した先が、とんでもなく忙しい部署で、新しく戦力として入ったはいいが、

仕事を教える立場の人間が忙しすぎて、初日からずっと放置状態になってしまった

ことがある。

朝、何をすればいいのか分からずお伺いを立てるのだが、資料整理のようなものを

とりあえず頼まれるくらいで、「この仕事が片付いたら教えるから」という返事を

毎日聞くというルーティンが繰り返されるのだった。周りのみなさんは、それこそ

火の出るような勢いでギョームに励んでいらっしゃる。そんな中、ひとりだけ意味の

ない片付けを30分こなし、あと18時までヒマヒマ~という状況はとてつもなくツライ

のだった。

 

何かやらかして窓際にやってきたのだ・・・というシチュエーションならまだ救いはあると思う。罰ということで。あるいはもう定年ファイナルカウントダウンが始まっているとか。

 

しかしこちらは戦力として請われて入社、応募から面接、採用まで長かったなあ・・・

え?仕事?やってやんよ!くらいの気概を持って乗り込んできているのだ。

気が狂いますよ実際。生来、とんでもないナマケモノで何もしたくないし、できることなら呼吸も最低限でいいですワ。という人がいるかもしれないが、人はやはり環境に

適応して生きていくものだと思う。とんでもないオバケメンタルの持ち主でも無い限り早晩おかしくなると思う。請われて入社したはいいが壊れてしまった・・・。

 

で、案の定、壊れかかったタイミングで、遅まきながら開かれた歓迎会において奇行を働いてしまい、何もしないうちに戦力外、見事オサラバとなってしまった。つまりクビすね。しかし、そんな精神状態のときにお酒をガブ飲みするもんじゃあないすね。

でもほんとやることないから酒でも飲んで盛り上げようと思ったんですけどね。

すっかりおかしな人になっていた模様で、数年後、偶然バスでその時の会社の人に会ったことがあって、「僕も長くあの会社にいるけど、いや、あれは凄かった。伝説。」な

どと褒められているのかディスられているのかよく分からないお言葉をいただいた。

 

忙しすぎてもカラダを壊すし、ヒマすぎてもココロを壊してしまう。

適当が一番いいですねえ。

 

そしてテキトーに生きていければ楽なんですけどねえ。